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高気圧・低気圧と天気

  • 執筆者の写真: komantarebusland
    komantarebusland
  • 2018年8月14日
  • 読了時間: 2分

高気圧と低気圧

シベリア高気圧:下層が冷えて密度が大きくなる、背の低い高気圧で慣例高気圧の一種である。

移動性高気圧:春秋に日本付近を西から東に移動する。東側は下降流域で天気が良く、西側は上昇流域で上・中層雲が広がり悪天になりやすい。

ブロッキング高気圧:ジェット気流からの切離高気圧で、上層まで周囲に比べ温度の高い温暖高気圧(例:太平洋高気圧)。移動性高気圧や温帯低気圧の進路をブロックする。

オホーツク海高気圧:上層に気圧の尾根やブロッキング高気圧が存在するときに発生する。下層はオホーツク海で冷やされて寒冷湿潤である。

北太平洋高気圧:ハドレ―循環の下降流域にできる背の高い亜熱帯高気圧である。

寒冷低気圧:寒冷渦または切離低気圧ともいう。この低気圧の中心付近では、対流圏界面の高度が大きく下がっている。地上付近の気温が高いと大気を不安定にし、悪天候を招く。

ポーラーロウ:コンマ雲を伴う小さくて寿命の短い低気圧だが、寒冷渦と同様に悪天候をまねく

南岸低気圧:日本の南岸を進む低気圧。2~3月に発生するものは急速に発達して太平洋側に大雪を降らせる。

日本海低気圧型:低気圧が発達しながら日本海を北東に進み、日本海側にフェーン現象をもたらす

二つ玉低気圧:本州を日本海低気圧と南岸低気圧がはさむ気圧配置。冬に多く、全国的に悪天候になり、前線を伴うと閉塞点付近で突風、雷雨、竜巻などが発生しやすい。


等圧線と気圧の谷

・冬の日本海側では、西高東低の気圧配置で等圧線が南北に平行に走っている場合は山雪となり、等圧線が袋状にゆるんでいると里雪になる。

・地上の低気圧と上層の気圧の谷を結ぶ軸が西に傾いていると低気圧は発達し、東に傾き始めると閉塞する。

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